ザ ロイヤル ジェムズ シティ ゴルフ クラブ

ストレートのタフなミドル。左サイドに大きなバンカーがあり、その間にちょうど“教会の椅子”を並べるように細長く土が盛り上がり、その上に芝が植えられています。ティーから見ると教会の椅子のような景色です。視覚的にはバンカーの白色と芝の緑のコントラストが素晴らしいのはもちろん、フェアウェイ幅を実際より狭く感じさせ、ティーショットでプレッシャーを与えます。ティーショットは少し打ち下ろしで、セカンドはやや打ち上げです。

左の池に沿って三日月のように左ドッグレッグしているロング。ティーショットのフェアウェイは狭く、池の方に左に傾斜しています。フェアウェイはグリーンに近づくにつれ一段と狭くなるため、セカンドのショットは正確性が要求されます。グリーンは更に左に振られており、サードショットは池越えとなります。グリーンの奥行きはあまりなく、グリーン手前と左は池に面しており、奥はバンカーが待ち構えています。

アイランド・グリーンの短いショート。小さなグリーンにポツッと浮かぶグリーンに向かって攻める必要があります。オリジナルは池の中にグリーンがある“アイランド・グリーン”として世界的に有名なホールで、その後、このデザインは世界中の新設コースに採用されるようになりました。

左に池が広がる強い左ドッグレッグのミドル。ティーショットは、フェアウェイ左サイドに沿って伸びているビーチバンカー越えです。グリーン手前には池が食い込んできており、グリーン左は池に面するため、池越えのセカンドは正確性が要求されます。グリーンは強く左に傾斜しているため、パットのライン読みが難しいのが特徴です。

右ドッグレッグの難ホール。オリジナルはティーショットでセントアンドリュース・オールドコース・ホテル越えになりますが、ここではブッシュ越えです。セカンドはウッドを使うことになりますが、グリーン右のOBラインは極端に浅いため、ボールが右にふけたらすぐOBとなります。グリーンは横幅50ヤードもあり複雑なアンジュレーションが施されています。グリーン手前のポットバンカーや奥の道路までもそっくりです。

やや左ドッグレッグのロング。ティーショットは左のフェアウェイバンカーに要注意です。セカンド以降は打ち上げ。セカンドは大きなバンカー越えです。グリーンの遥か手前に配された2つの大きなバンカーにより、セカンドをどのクラブを使ってどのように攻めようかを考える必要があるレイアウトです。グリーン手前のガードバンカーが効いています。

砲台グリーンをもつ難しいショート。両サイドのガードバンカーが深いのが特徴です。

左ドッグのミドル。ティーから220ヤード飛べば、下り勾配になります。打ち下ろしのセカンドはダウンヒルのラインから砲台グリーンに直接落として止める難易度の高いショットを打たなければならなりません。グリーン手前120ヤード近辺からグリーン近くまで大きなフェアウウェイバンカーが配されており、視覚的プレッシャーを与え残りの距離感を惑わします。オリジナルは長さが495ヤードと一段と長い点と、木が育っていない点を除けばそっくりなホールとなります。

右ドッグレッグのミドル。ティーから225ヤード飛べば下り勾配になり飛距離が稼げます。フェアウェイは左傾斜なため、ティーショットは右サイド狙いです。グリーン左と奥は池に面しているため、セカンドをどの球筋でどのように攻めるかがポイントとなります。オリジナルは505ヤードと大変長く、マスターズではセカンドで池が絡まないグリーン右サイドのグリーンエッジを安全に狙うプロが多いです。

美しい、池越えの短いショート。距離はないが、風速6メートル以上吹けば世界1難しいショートに変貌すると言われています。グリーンは横に長く、また、奥行きが20ヤードほどしかなく、手前と奥にバンカーが配されています。ティーからはグリーンが面ではなくて線に見えます。距離感の狂いが命取りになるコースです。奥のバンカーからのショットは繊細なタッチを求められ、失敗するとグリーンを転がって池まで飛んでしまいます。グリーンは右傾斜で、オリジナルも同じ長さの155ヤードです。

ほぼ直角に曲がるロング。ティーショットはドローで攻めるのがベストです。まっすぐ行くとかなりのつま先上がりからのセカンドとなります。フェアウェイのすぐ左をクリークが走り、グリーン手前を横切っています。傾斜の強いグリーンは乗る場所によっては3パットも選択肢になります。オリジナルは510ヤードです。

ほぼストレートなホール。フェアウェイは広いですが、2オンをするためには、前方の長さ50メートル幅の2つの高い木の間に打つ必要があります。成功するとそこから下り傾斜になるため、2オンは可能ですがグリーン手前の池が効いています。グリーンは左傾斜しながら受けています。グリーンをオーバーすると奥からのアプローチが非常に難しくなります。オリジナルは530ヤードです。

右ドッグレッグの打ち上げて行く難ホール。ティーショットは狭い回廊を抜けて、正面のティから290ヤード先のフェアウェイバンカー狙いです。フェードならさらに良いです。セカンド地点からグリーン面を見ることはできません。グリーン左手前のバンカーは深いため入れないように注意が必要です。オリジナルは465ヤード、高低差も24ヤードあります。